器を整える

からだのこととか

ケトジェニック&完全無欠コーヒーに手を出す1日前の話

朝起きてなお、完全無欠バターコーヒーセットを購入するかどうか、まだ迷っていた。

 

私は情報を集めることにした。

 

調べるために、第1は本。本は読むというより聞く。iphoneに読んでもらう。毎日16時間ぐらいパソコンを見ている仕事をしているせいか、眼精疲労ですべての光が常時まぶしく感じるのがこのごろ、本が読めなくなってきたところにkindleは読み上げはありがたい。なんて便利な世の中になったんだろう。

 

料理を作りながら、歩きながら、運転しながら、本を音楽のように聞き流せる。大体、本を読む時だってナナメに流し読みしているところも多々あるのだから、何となく聞いていても、読むのと大差はないと個人的には思う。もっとも目で見た方が意味はがぜん入って来るけれども。

 

もっとも、知り合いたちに勧めても、「iphoneでテキスト聴くの、いいよね~」と同意してくれた人は10人中2人ぐらいなので、仲間は少ないかもしれない。

 

ただし読み上げ機能はまだ読み間違えが多い。音読みと訓読みがまじりあっている。iphoneの精度は上がってきたとはいえ、まだまだ「三角形」を「みすみかたち」なんて読み上げられたときには、ちょっと考え込んでしまう。しかしそこで考え込むと、音声を聞き逃してしまう。だから、細かいことにこだわらずに、とりあえず聞いてみる、とか大意をつかむ、という方に重きを置いている。目の前の小さいことにとらわれがちに、ついなるので、実は私にとってはいい訓練にもなってる気がする。

 

Amazonには、kindleunlimitedというというサービスがあって、月980円で登録本が読み放題なんだけれども、「ケトジェニック」「糖質制限」など、調べたいことがあるときには、とにかくとても使える。今回調べたかった「ケトジェニック」「糖質制限」そして、食事かかわること、栄養学、レシピ、なんかは、8割方kindleunlimitedで有益な情報を得たし、後から本屋に行って分かったことは、大型書店に行ってもケトジェニック本は売り切れなんかが多くて、売られているコーナーも分散されているから、結局kindleunlimitedで見る方が早くて有用ってことだ。(本屋大好きだからkindleunlimitedのほうがいいなんて、ちょっとショックだったけどね)

 

それに、今や、出版社を介さず、お医者さんや治療師、栄養士、筋トレ師、なんかが、自分でしらべたことを自分でkindle 出版していて、そういう人たちの情報がkindleunlimitedで読み放題なんですね。これは、ブログをサーフィンしながら読むよりずっとよかった。

 

さらに、2019年に入って、kindleunlimitedで読める本がぐっと増えてきたように思う。そして、これからも増えるだろうなあと思っている。だって、kindleunlimitedでDLする人が増えると「ベストセラー」が表示されるから、そのせいでお金を出して購入する層も増えるっていう宣伝効果が生まれ始めてるからだ。出版社が目を付け始めたんだと思うんだよね。

 

というわけでkindleunlimitedでケトジェニック情報収集を開始。

 

「完全無欠コーヒー」という情報を目にする前に、ちょうど

 

無病法

無病法

 

 これを読んでいた。(kindleunlimitedは貸本屋システム。上限10冊まで借りて、読み終わったらデータ交換するイメージ)

 

この本は、16世紀というもう500年も前に、45歳で成人病みたいになったぐらい食べ過ぎてた人が「あんたこのままじゃ死ぬよ」と言われ、最終手段として食べない方法を試したら、なんかすごい健康になってしかも100歳越えるまで長生きしちゃったよ、という本。

 

私たちは飢えを知らない世代、現代は飽食の時代とよく言われてるけど、なんだよ500年も前から同じようなことを、しかも国境を越えて言われてたんじゃないか~。と思った。500年だよ!

 

私達は食べ過ぎている、というのはここ最近よく目にする。1日1食の人はすごく多い。お医者、芸能人や作家にも。食事が少ない人は健康そうだし楽そうだ、というイメージがある。不食の人もいる。食べなくていいって、私にとっては、とにかくうらやましいことだ。だって楽そうじゃないですか。1回で済むなんて。だから何度も小食にチャレンジして、私にとってつらかったのは何より「空腹感」だ。もう1歩も歩けない、と思ってしまうあの空腹感さえ克服できれば私も食べなくてくてもいいのになとは、どこかで思っている。

 

で、kindleunlimited。

まずバターコーヒーで検索して以下の本があった。

 

 この本で、バターコーヒーをどうやって作るのかを学んだ。

 

ケトン人 ケトン革命

ケトン人 ケトン革命

 

 この本はケトジェニックやって1年ぐらいの方が書かれたということで、ちょうどこれから始めようとしている人にとって必要な情報がまとまっていてよかった。

 

で、この本の中で紹介されいたドクターの名前を検索したら、たくさん出てきました、kindleunlimitedで。情報がぐっと増えた。こういう情報連鎖がはじまると楽しい。

 

ケトン体が人類を救う?糖質制限でなぜ健康になるのか? (光文社新書)

ケトン体が人類を救う?糖質制限でなぜ健康になるのか? (光文社新書)

 

 

この宗田哲男さんという方の本、レビューがすごい数で、評価も高かったので、初めに読んでみた。読んでよかった。

この方は産婦人科医で、ケトン体のキーマン的な方とみた。

ご自分が糖尿病になり、食事から糖を減らしたら糖尿病が改善したと。で、自身の産婦人科医院で、妊娠糖尿病にかかった人たちとともに、糖質制限の食事療法をやってきた記録がまとめられている。

 

この本の特徴は、とにかく、これでもか!ってぐらい、糖質制限VS旧来の治療を比較しているところかな。日本の糖尿病治療では、糖を摂らないでケトン体を上げる、というのが、医療の常識的に、ものすごく抵抗があったらしかった。

 

医療業界って大変そう。リアル白い巨塔。その中でケトン体一押しを通した宗田先生。精神太い。おかげで、この本を最後まで読むと、ケトン体を増やして、糖を抑えることが、人間の体にとって素晴らしいことだ!ケトン体バンザイ!ケトン信仰!という気持ちになる。(だから、ほかにも読んだ方がよいと思うが、導入にはよいかと)

 

個人的に、これは妊婦さんたちの記録でもあるので、女性がホルモンバランスが大きく変わるときに体調が崩れる要因のひとつに「糖質」がかかわっているらしいと推測できたことは、私にとっては大きな利点だった。なにしろ、「ホルモンと食べ過ぎと糖質」というのが私の知りたいトピックであったからだ。

 

(ちなみに糖質制限本は、男性著者が多くて男性視点なので、女性の糖質制限とケトン体の事例が少なかったように思う)

 

この本の中で、「食べてからすぐ眠くなること」「冷え性」「気分が暗くなる」「うつ」アルツハイマー」「PMSなんかが糖のとりすぎの症状だってわかったこと、そしてそれは糖質制限すると改善されるってのを読んだこと。これ、大発見だった。

 

30代後半から、食べた後に暴力的な睡魔に襲われてしまい、気がつくと寝てたという状態にものすごく悩んでいた。当時は会社で寝ちゃう社員が多かったので別に怒られたりはしなかったが、自分が仕事中に寝るぐらい集中力がもたなくなってしまったことがショックだったんである。仕事中に寝るなんて考えられなかったのに自分がそうなっているとは。。。気持ちとは裏腹に体が勝手に寝てしまうんです。これが、どうにもならない。特に生理前の寝落ちがひどかったので、これは加齢とホルモンのせいだ、と思っていたら、なんとこれ、糖尿病の症状だったとは!(ほか、物忘れの激しさとか、頭のキレの悪さとか、不安傾向とか)

 

2日前に具合悪さがピークだったときに、「なぜ今回、こんなに具合が悪いんだろう?」と思っていたのだけれど、この本をよんで、ふと、先月1ヵ月の食事内容を思い出してみた。

 

そういえば、忙しすぎて料理してる暇が無く、ごはんに冷凍コロッケとか…ごはんに冷凍シューマイとか…インド式のカレーをルーから作って連日カレーとか…食生活はこんな感じだった。

 

で、こういう関連本

 

スーパードクターズ! いま、糖質制限がすごい!

スーパードクターズ! いま、糖質制限がすごい!

  • 作者: 宗田哲男,藤澤重樹,新井圭輔,今西康次,溝口徹,水野雅登,門脇晋,小幡宏一,長尾周格,三島学
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2017/04/14
  • メディア: Kindle
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を見て、食品に含まれる「糖質」を知って、がくぜんとした。

 

この世は糖でできていたのか。

 

白飯が、お茶碗1杯で角砂糖17個分ぐらいの糖質があるとな? ごはんさえあれば生きていけると思っているほど大のごはんすきなのに、ごはんの糖質はものすごく高い。日本のソウルフードと思ってそれだけはと食べてきた米が糖質高いと?

 

さらに、イモ類は糖質高い野菜で、ジャガイモが大好きなのでほぼ毎日食べてたポテチやフライドポテトやポテトサラダは、完全アウトな糖促進。

 

週に1度はたべてたカレーなんて、キングオブ糖質。

 

私の1日の糖質は250~300g近かったと思う。

一方、軽い糖質制限の食事における糖質は1日60~120g。

厳しめのケトジェニックで1日60g以下。

 

うわー私、糖しか食べてないw 白砂糖はからだに悪そうだから控えようとかそれ以前の問題だったwwww (むしろ白砂糖ごめん)どれだけ砂糖控えても糖質むっちゃ取ってたやんwww そしてほかの栄養素取れてないwww 甘々♡を通り越した完全糖余りボディwwww(w多いけど、自分の食事が糖すぎて、笑うしかなかったんですよ。)

 

そら、糖尿病っぽくなるわー!

この具体的な「糖質の量」を知ることで、私ははじめて、食事のことを認識したように思った。この事実は、インパクトがあった。

 

ベジタリアン3年やって倒れてみるとか、いろんな健康食品に手を出してアレルギーになって撃沈してみるとか、ウコン粉末を摂ったら鼻血がとまらなくなって地下鉄で血まみれになって道行く人にぎょっとされたとか、

 

体が弱かったために、体調が悪くなるたび、いろんな健康法や食品を試して来たけれど、「糖」くくりで見たら、全部的外れだったってことになる。えー!

 

糖質について書かれているメニューや写真をみながら、「私はこれまで糖質を栄養だと思って食べてきたってことなんだよなあ」思った。

 

それに両親の家系ともおじいちゃんが糖尿病の私は、糖大好き体質がDNAレベルで沁み込んでいると言える。だから糖摂り過ぎって、説得力があるというか、腑に落ちてしまう感があった。

 

 

ところで、

人間のからだは、デュアルエンジンでうごいてて。

それは糖エンジンと、ケトン体エンジン

なんだけれども、私たちのほとんどが糖エンジン使い過ぎてる、だからケトン体エンジンつかっていきましょ、というのがケトジェニックということらしい。

 

で、そのためには、糖を断つわけじゃなくて、糖のかわりに、脂質、タンパク質を食べるんである。糖を断つというより、脂質などと置き換える。それが、ケトジェニックの食事法だそうな。じゃないと、ケトン体を生成したり、とにかく体をうまく維持できないからということらしい。

 

しかも、そのケトン体を出すために取る脂質で、適しているのがココナッツオイルからできてるMTCオイルらしい。

 

このあたりまで情報を得て、私は完全無欠コーヒー、通称バターコーヒーを飲むことを決意して、ぽちっと購入ボタンを押した。

 

そうして、またケトジェニックの情報収集にはげむのであった。