器を整える

からだのこととか

【4日目】糖を摂る方向を諭されているような揺り戻し 糖質量ブックを買う

頻尿が続いて、ついに夜中にトイレに起きる。これでは脱水になってしまうなあと思いながら二度寝。起きてからだるさはない。

 

朝食

バターコーヒーシナモン入り、ほうじ茶、生ハムのセロリまき、ピスタチオ、カマンベールチーズ1切れ、ゆでレタスのレモンマスタードソース(昨夜の残り)

 

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少しでも水分多く摂りたいので、野菜を増やしてみる。お肉を食べましょう、ということで初めて買ってみた生ハムが登場。高級なイメージがあったけど、生ハムって意外と安い。でも食べてみて思った。ものすごい、しょっぱい! とても3枚も食べられない。セロリ山盛りに生ハム1枚でよいくらいの塩分だと思う。

 

 

午前中、月に1度通っている鍼灸の先生へ行く。ここに通って5年になる。5年前、台湾の発酵茶を飲みすぎたことをキッカケに、下痢が3ヶ月止まらなくなり友達に紹介してもらった先生である。不調を救ってもらって以来、とても信頼して通い続けている。

 

先生は体の変調を私より先に見抜く。「あら、何かありました?」と聞かれる。自己流の糖質制限というのが気後れしたものの、実は…と伝えてみると、「どんな食事でもかまいませんが、糖は、体にとって大切ですよ」と一言。

 

先生の言葉を、私はいつも大切にしている。なぜなら、それは時々、予言のごとく作用することがあるからだ。先生が「糖」を推したとすると、今、私の体には糖が少ないのかもしれないと思う。脱水のせいで力の入らない今の体からしたら、そう言われても仕方ないだろう。

 

糖を少しとったほうがいいかなと思いながら、1駅分歩いて渋谷方面へ向かう。ジュンク堂で糖質量がわかる本を買おうと思ったのだった。

 

で、歩く道すがら、お昼の時間帯だというのに、自分にいつもの強い空腹感がないことに気がつく。これまでは朝ごはんを食べても11時にはすでに空腹を感じていた。なのに、穏やかに空腹感がない体は初体験だった。

 

この空腹感を人にわかってもらえることは稀だ。空腹を我慢していると朦朧とし、だれかれ構わず口が聞けなくなる。目があかなくなってくる。脱水に似た空腹感。体感としては、命にかかわりそうなほど、切羽詰まったものだ。

 

だから、お昼にお腹が空かずに歩き続けることができるなんて!飲食店の前を通っても誘惑が起きないなんて!初めての体感に、わお、わお!と心の中で感動しまくる。

 

そのまま食料補給せずに、本屋へ直行する。大きな書店内の、レシピや料理、食に関する本が並ぶコーナーへ行く。すごい量の本に圧倒される。食事を制限することばかり考えていたので、おいしそうな(糖質の高そうな)あざやかな食事写真が、せまってくるようだ。

 

和食、洋食、お弁当、大皿、パン、スイーツ、国籍もジャンルも豊富、「おうちでつくれる簡単な」「基本から学ぶ」「プロに学ぶ」レベルも豊富。食に対して、わたしたちの欲求は強いのだなとつくづく思う。そしてそれは細分化され、本はそのすべてにこたえるかのように、私たちに問題解決の提案をしてくる。私もレシピ本は大好きだ。なんといっても眺めているだけで幸せになる。

 

でも今回は手を出さずに素通りする。ここでお腹が空かないのが、嬉しいを通り越して不思議ですらあった。自分の体ではないようだった。

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糖質制限関係の本は、レシピ本の中にはあまりなくて、健康ジャンルのような一角にあった。こちらでは「〇〇を食べるとよくなる」「〇〇をやめるとよくなる」「これをするだけでよくなる」という本が並んでいた。いろんな意見があると知ってはいるけれど、このタイトルをずっと眺めていると、ちょっと萎える。

 

私が買いに来たのは、糖質制限関係の本だ。集中して早く選ぼう。いくつか出ている糖質量ハンドブックの中から、糖質制限の立役者の一人、長年人気ブログを更新し続けているお医者さんの江部氏監修のものが読みやすく、また敬意も払って、これを買うことにした。

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写真が横になってしまった

 

糖質が右下に書いてあるのが見やすい。糖質制限をはじめて4日目にして、食事の糖質量を初めて知った。カレーは糖質量100g超。とんかつ定食とかも同じく。食事やコンビニ食品、インスタント食品なんかの糖質も、食材砂糖、しょうゆ、油、お肉、野菜、果物、の糖質も、どちらも調べられて便利。

 

 

増補新版 食品別糖質量ハンドブック

増補新版 食品別糖質量ハンドブック

 

 

それと、本の場所を探すために検索している中で「血糖値スパイク」という気になる文字を発見したので、その本も一緒に買った。さっと見たけれど、「食べた後寝落ちしてしまう」「たえられない空腹感」自分にあてはまることがたくさん書いてあった。後で読もう。

 

 

家に帰って来て、昼ご飯を作る。鍼灸の先生に糖を促されたような気がして、白米を食べる。

 

昼食

白米ご飯(お茶碗1杯)、ツナのオムレツ トマトソース・マヨのせ、小松菜コンソメスープ

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せっかくご飯を1膳分用意したけど、半分しか食べられなかった。気持ちのせいかな。全部食べてしまうと糖質55g以上になるそうだ。

 

ご飯を食べた後、仕事をしていると、ひさしぶりに、5分ほど寝落ちした。カクっといってしまった。しかし、この寝落ちの後、脱水のためかと思われていた頭痛がすっかり取れていたことに気がついた。これはご飯のチカラか?! 体の反応の敏感さはすごい。

それと、トイレの回数が若干減って、1時間半に1回ぐらいになった。これもご飯のおかげかな?

 

仕事に区切りをつけて、夕ご飯のことを考え始める。ケトジェニック体質の人がいう「空腹感が無い」、お昼に経験して感動したけれど、私はまだまだ3食分お腹が空く。道のりは遠いのかもな。しかしお昼のゆるい空腹感初体験が嬉しいのでケト実験は続行。

 

夕ご飯

まいたけのバターソテー、牛肉しょうゆ炒め、かぶときゅうりと生ハムのゴママヨ和え

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生のかぶのおいしさは神。本当においしいしレシピも豊富だから、色々作りたくなる。かぶは大体3玉セットで売られているけど、大体3玉しか買わなくて後悔する。

 

油を摂ることを意識しすぎて、油っぽい感じがいなめない本日の夕食。かぶのマヨは余計だった。ただでさえ、生ハムがしょっぱいのだから調味料はいらなかった。

 

糖を抜くと、その分、塩分が増えるような気もする。全体的に私のおかずはしょっぱいかもしれない。チーズとか、食べつけないものも食べているし、脱水だから塩分取るようにっていうの、取り過ぎてるのかもしれない。ああ、バランスとは難しいものだ。毎食課題が出てくることよのぉ。

 

MEC食の本で、1口30回噛むこと、1口は小さく、1口ずつ箸をおく気持ちでとあり、なぜタンパク質が多いものに噛むことが必要なのの理由が書いてあったように思う。今まで30回噛めって、人生の中で何度か言われたことがあるような気がする(何しろ、飲むように大口で食べてしまうので。だから大食いに勧められた)。しかし飲むように食べるのはやめられなかった。だけどこの頃、お肉が多くなったこともあり、噛む回数を増やすことに成功している。

 

間食に、ピスタチオ、アーモンド、カシューナッツなどを食べる。

23時過ぎるとお腹が空く。だから食べてから寝る癖がついている。この癖はなかなか抜けない。ひょい、とナッツをつまんで、この夜も就寝。