器を整える

からだのこととか

【2日目】完全無欠コーヒーにケトン食が加わる

朝6時に目覚める。早い。目覚めもいい。これまで8時に起きていたのに。どういうことだろうか。完全無欠コーヒーのせい? それとも小食だったせい?

 

朝7時、完全無欠コーヒー(バターコーヒー)を作る。クリーマーとの格闘、昨日より少しましになる。

 

でも、バターコーヒー、おいしいな、と、ほっとしていたら、突然、ぐっと腹痛がきて、急転直下。お腹が壊れる。一大浄化かというぐらい1時間に数回のトイレタイムがやってきた。そしてそれはまる1日続いた。

 

調べてみると、どうやら、MTCオイルにはおなかをゆるくする作用があるらしい。ラベル裏に書いてあったのを見つけた。敏感なわたしのからだは見事に反応。口から入れた食品って、本当に体にダイレクトに作用する。きっとMTCオイルは確実に作用してくれているのであろう。

 

小さい頃から腸弱で生きて来たので、まあこれぐらいの想定内と思える。少量からはじめてみてよかった。メンタルは弱いけれど、下痢には強い。腹痛と下痢には鍛え抜かれているので、動じないでいられる。やはり物事は量をこなすに限るのだな。

 

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MTCオイル注意事項

 

 お腹はいたいが、おかげで体は軽い。朝早く起きたこともあって、その分、掃除までしてしまう。いい感じだ。

 

さて、ケトン食、どうやって、何を食べればよいのかしら?と、kindleunlimited検索。

 

肉・卵・チーズMEC食で ボケない老けない疲れない!
 

ケトジェニックになるための食事っていうのにも、何種類かあるらしく、そのひとつにMEC食というのもあるらしい。

 

昨日読んだ宗田哲男さんの『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか』(光文社新書)の中で、一押ししていた食事法だったので検索してみた。

 

これは1日に摂る食事を肉200g、卵3個、チーズ120gを基準にして、それでもお腹が空いていたら野菜やお米を食べる、という感じでわかりやすく提案している食事法。

 

 

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糖質を測る糖質制限よりわかりやすい。ご飯は少々なら食べてもいいらしい。ただこれだけ肉卵チーズ推しっていうのは、かなり面食らう食事内容だ。野菜とご飯じゃなくてね?なんか筋肉質の西洋人の食事のイメージだ。肉肉しいけれども、これを消化できるのかなと少々不安にもなる。でもこれで沖縄のご老人たちが元気いっぱいとのことだった。うーむ。すごい。

 

とにかく強調しているのは「カロリーは気にせず腹いっぱいお肉食べていいですからね」ということ。この強調はためになりました。

 

それと、これは読む本というより、ビジュアル本というか、レシピ本なので、見た感じで何を食べればいいか分かってくる感じがよかった。今までの私の食事とは180度ちがう食事法だなというのが、視覚的に、イメージでつかめたのがよかった。

 

 

ケトン体ダイエットレシピ (扶桑社ムック)

ケトン体ダイエットレシピ (扶桑社ムック)

 

 MEC食で感覚をつかんでから、この本を見ると、さらに何を食べてOKなのかがわかりやすかった。さらっとしか見てないんだけど。

 

ほんとに、ケトン体で推奨する肉、魚、乳製品、たまご、ってあまり好きではなくて、ほとんど食べてこなかったんだよなあと思う。

 

レシピ本みると、おすすめの食品傾向がビジュアルでわかってよいね。ちなみにこういうムック本はkindleunlimitedでは読み上げられない。だから、これはちゃんと目で見なくてはいかんのですな。

 

 

わたしたちの「糖質オフ」 ~人気インスタグラマーが実際に痩せたおかず80と体重記録~

わたしたちの「糖質オフ」 ~人気インスタグラマーが実際に痩せたおかず80と体重記録~

 

 

この本はテンションあがったー!

たくさんのインスタ写真と事例はあざやかで、楽しそう♪ 男の人達は筋トレする人にケトジェニックが多くて、あと病気で糖質制限感が漂ってるから、提案するレシピも食事も、なーんか質素というか、厳しいというか、病院食っぽい感じがするですよね。

 

だけど、女の人達が取り組んでるのって、写真はカラフルでキレイだし、レシピは各自考えられていて、いろんなのがそろっていて、にぎやかしいし、楽しそうでいい♪ やっぱり、こうこなくちゃね。楽しい方がずっとやる気でる!

 

毎日何を食べたかの写真、これがよかった。これ見てると、1食のボリューム結構あるなー、と思う。でも制限感はなくていろいろ食べれるじゃん、という感じ。みんな料理上手、写真上手だな!

 

というわけで、とりあえず、見よう見まねで、冷蔵庫にある食材で作ってみる。

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【エリンギと納豆豆板醤あんのレタス包み】

エリンギ、長ネギ、納豆を、豆板醤と塩とごま油と醤油小1で炒める。
レタスで包む。

 

 まだ糖質は測れないし、コマかいことはよくわからないけど、多分糖質高くないっぽい、そんな感じで作っている。

 

レタスで包むのをキレイに見せようと思ったけど、方法がわからなくて、最初からキレイにはできなかった。しかし作ったことに意義があるのです!と自分を説得し、早々にきれいに見せるのはあきらめて、とりあえず作って食べることに専念。思い付きで作ったにしては、おいしかった♪

 

で、ここではたと気がついた。バターコーヒーを飲みたい一念で、ケトジェニックを知って勢いはじめてみたものの、私の冷蔵庫や食品ストックのほとんどが糖質の高い食材なのである。じゃがいもとお米。三河みりん、黒砂糖、三温糖、きび砂糖、アイス。ちょっとずつカフェオレで飲むために買ったばかりの牛乳。

 

でもこれ、ケトジェニックをはじめると、ほとんど食べられなくなるのでは?

 

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死角だった。

 

こんなに美味しいものを捨てるなんて・・・ありえない。食べ物を無駄にするなんて嫌だ。お金を出して買ったのに捨てるなんて、捨てるために買ったんじゃなーい(未練)。

 

でもケトン食を最低1週間は続けるとなると、牛乳は確実に賞味期限内につかえないことだよね。

 

せっかくレタス包みは美味しかったのに、急激に降下していくテンションよ・・・、

このままだとやる気までダメになりそうだったので、応急処置として、とりあえず何も捨てないことにして、(すべてはなかったことにしてみる)

 

レタス包みを食べた後、もう1品、ケトジェニックなレシピを作ってみる。

 

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【油揚げピザ】

油揚げ1枚を開いて、サルサソース、とろけるチーズをのせて、トースターで6分。油揚げははしっこがカリカリになって、意外なおいしさ。でも油感はあるよ。

 

 

このサルサソールは、カルディで買ったもの。ラベルを見ると、砂糖などの糖類が一切はいっておらず、糖質高そうなのは玉ねぎぐらいかな?と思った。これならば、糖質はほぼないだろうと、このときは感覚だけで思って作る。

 

この油あげピザは、たくさんのレシピ本に載っていた。きっと簡単だし人気のメニューなのだろう。私も買い足さずに冷蔵庫の中にあるもので作れてよかった。

 

で、油揚げをトースターで焼くと、なんとカリカリで美味しくなるのであった!!!すごい!美味!!!!!人気あるのわかる!!!意外な触感!!!しかもこれ安いし、早くできるし!!!!!応用もきくからレシピ広がる!!!!!!!!!油揚げ天才!!!!!!!

 

チーズがたっぷりし油揚げだけにこう脂っこいのが揃うと、なんだか太りそうな気がするんだが、糖質が入っていないので、こういう食事を続けるとやせるんだそうだ。自分の思い込みの中ではこれは「太る」「胸やけ」カテゴリに入ってるので、ちょっと混乱する。

 

体は「油分は控えよう」と思ってキュッと緊張するんだけれど、「いえ、今のところ油OKらしんで、そのまま食べてください」と一回ずつ訂正入れてリラックスをうながす感じ。

 

糖質と脂質、カロリー。遠い昔、家庭科の時間に聞いたような気もするけれど、今になってみると、わかってないのがよくわかる。意外な食べ物の糖質が低かったり、見た目と脂質がうまくかみあわなかったり。まだ慣れてなくて、「あれ、脂質ってなんだっけ?」となる。慣れるまで時間かかりそうだ。でも慣れたらきっと早い。なんでもそうだけどね。

 

 

糖質制限のメニューをつらつらと見ながら、そして関連本を読んでいると、心の中で、「死ぬまで好きな物食べたいし、食について考えるのは嫌だ。制限するのも嫌だ。細かいことを言うのはめんどくさい。食べ物なんて食べたいものを食べたいときに、なんでもバランスよく食べればそれでいいんじゃないか」っていう声がしてくる。

 

だけどなあ、体がすでに糖を受けつけなくなってきているのは実感としてある。代謝も落ちてきた40代、私の体については、私が取り組むほかに取り組んでくれる人はいない。

 

私は小さい頃体が弱かったために、いろんなイベントの前に興奮して熱を出してしまいイベントに行けなかったり、学校でも保健室に通ったりしていた。だから、とにかく人並みに動きたい、健康になりたいという欲求が強かった。それは、そんなことが遠い昔になってしまった今でも残っていて、だから健康情報、今より体がよくなりそうという情報には反応してしまう。この反応は、まるで自分の性格の一部みたいに、いまでも絶えることなく続いている。これはもはや、サガの領域といえる。

 

どんなに痛い目にあっても、体の情報あり!となると、すべてを忘れてその情報源へ寄っていく。体の情報と聞くとむくむくと好奇心と情熱が湧いてくるのが不思議だ。それでいて失敗に対する学習能力はあんまりない。後悔もあまりしない。

その一環として、10年以上前、一時ベジになったときも結果的に3年やって倒れたけど、お肉は食べた方がいいとある日突然腑に落ちるまでやれたことはよかったじゃないかと思っている。自分で言うのもなんだけどここだけはポジティブだ。結局誰かに言われるというよりも自分の体で腑に落としていきたいという気持ちはいつもある。

 

だから今回も心の声に交換条件を提示してみる。

 

「1週間です。1週間だけ、ケトン食実験をしてみることをお許し願えませんでしょうか?」

 

何かをはじめるとき、私の中では何度も反対する声が浮かぶことが多い。いわゆる葛藤だ。すっと、淡々とできる人はうらやましい。しかし最近は葛藤に飽きてきて、出来る限り最初にやりたいと思ったことはやる方向で思い直すことにしている。ケトン食に興味を持ってしまったのだから、それはタイミングというものだ。やるなら今なんである。

 

さて、健康について考えてきたつもりだったけれど、栄養については全然知らなかったってことがわかってきた。好きなように食べてきて、結果、体は糖一択だったことがわかる。美味しいものは糖なものが多いなぁ。世の中ほとんどが糖に見えてくることだよ。

 

この日、お腹を壊して、急に始めたケトンチェンジで血糖値も急に下がって、意識は朦朧としてとにかく眠かった。この日の夜、何を食べたのか記憶にない。夜9時ぐらいに寝てしまった。