【2日目】完全無欠コーヒーにケトン食が加わる
朝6時に目覚める。早い。目覚めもいい。これまで8時に起きていたのに。どういうことだろうか。完全無欠コーヒーのせい? それとも小食だったせい?
朝7時、完全無欠コーヒー(バターコーヒー)を作る。クリーマーとの格闘、昨日より少しましになる。
でも、バターコーヒー、おいしいな、と、ほっとしていたら、突然、ぐっと腹痛がきて、急転直下。お腹が壊れる。一大浄化かというぐらい1時間に数回のトイレタイムがやってきた。そしてそれはまる1日続いた。
調べてみると、どうやら、MTCオイルにはおなかをゆるくする作用があるらしい。ラベル裏に書いてあったのを見つけた。敏感なわたしのからだは見事に反応。口から入れた食品って、本当に体にダイレクトに作用する。きっとMTCオイルは確実に作用してくれているのであろう。
小さい頃から腸弱で生きて来たので、まあこれぐらいの想定内と思える。少量からはじめてみてよかった。メンタルは弱いけれど、下痢には強い。腹痛と下痢には鍛え抜かれているので、動じないでいられる。やはり物事は量をこなすに限るのだな。
お腹はいたいが、おかげで体は軽い。朝早く起きたこともあって、その分、掃除までしてしまう。いい感じだ。
さて、ケトン食、どうやって、何を食べればよいのかしら?と、kindleunlimited検索。
ケトジェニックになるための食事っていうのにも、何種類かあるらしく、そのひとつにMEC食というのもあるらしい。
昨日読んだ宗田哲男さんの『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか』(光文社新書)の中で、一押ししていた食事法だったので検索してみた。
これは1日に摂る食事を肉200g、卵3個、チーズ120gを基準にして、それでもお腹が空いていたら野菜やお米を食べる、という感じでわかりやすく提案している食事法。
糖質を測る糖質制限よりわかりやすい。ご飯は少々なら食べてもいいらしい。ただこれだけ肉卵チーズ推しっていうのは、かなり面食らう食事内容だ。野菜とご飯じゃなくてね?なんか筋肉質の西洋人の食事のイメージだ。肉肉しいけれども、これを消化できるのかなと少々不安にもなる。でもこれで沖縄のご老人たちが元気いっぱいとのことだった。うーむ。すごい。
とにかく強調しているのは「カロリーは気にせず腹いっぱいお肉食べていいですからね」ということ。この強調はためになりました。
それと、これは読む本というより、ビジュアル本というか、レシピ本なので、見た感じで何を食べればいいか分かってくる感じがよかった。今までの私の食事とは180度ちがう食事法だなというのが、視覚的に、イメージでつかめたのがよかった。
MEC食で感覚をつかんでから、この本を見ると、さらに何を食べてOKなのかがわかりやすかった。さらっとしか見てないんだけど。
ほんとに、ケトン体で推奨する肉、魚、乳製品、たまご、ってあまり好きではなくて、ほとんど食べてこなかったんだよなあと思う。
レシピ本みると、おすすめの食品傾向がビジュアルでわかってよいね。ちなみにこういうムック本はkindleunlimitedでは読み上げられない。だから、これはちゃんと目で見なくてはいかんのですな。
わたしたちの「糖質オフ」 ~人気インスタグラマーが実際に痩せたおかず80と体重記録~
- 作者: わたしたちの編集部,水野雅登
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2017/06/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
この本はテンションあがったー!
たくさんのインスタ写真と事例はあざやかで、楽しそう♪ 男の人達は筋トレする人にケトジェニックが多くて、あと病気で糖質制限感が漂ってるから、提案するレシピも食事も、なーんか質素というか、厳しいというか、病院食っぽい感じがするですよね。
だけど、女の人達が取り組んでるのって、写真はカラフルでキレイだし、レシピは各自考えられていて、いろんなのがそろっていて、にぎやかしいし、楽しそうでいい♪ やっぱり、こうこなくちゃね。楽しい方がずっとやる気でる!
毎日何を食べたかの写真、これがよかった。これ見てると、1食のボリューム結構あるなー、と思う。でも制限感はなくていろいろ食べれるじゃん、という感じ。みんな料理上手、写真上手だな!
というわけで、とりあえず、見よう見まねで、冷蔵庫にある食材で作ってみる。
【エリンギと納豆豆板醤あんのレタス包み】
エリンギ、長ネギ、納豆を、豆板醤と塩とごま油と醤油小1で炒める。
レタスで包む。
まだ糖質は測れないし、コマかいことはよくわからないけど、多分糖質高くないっぽい、そんな感じで作っている。
レタスで包むのをキレイに見せようと思ったけど、方法がわからなくて、最初からキレイにはできなかった。しかし作ったことに意義があるのです!と自分を説得し、早々にきれいに見せるのはあきらめて、とりあえず作って食べることに専念。思い付きで作ったにしては、おいしかった♪
で、ここではたと気がついた。バターコーヒーを飲みたい一念で、ケトジェニックを知って勢いはじめてみたものの、私の冷蔵庫や食品ストックのほとんどが糖質の高い食材なのである。じゃがいもとお米。三河みりん、黒砂糖、三温糖、きび砂糖、アイス。ちょっとずつカフェオレで飲むために買ったばかりの牛乳。
でもこれ、ケトジェニックをはじめると、ほとんど食べられなくなるのでは?
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死角だった。
こんなに美味しいものを捨てるなんて・・・ありえない。食べ物を無駄にするなんて嫌だ。お金を出して買ったのに捨てるなんて、捨てるために買ったんじゃなーい(未練)。
でもケトン食を最低1週間は続けるとなると、牛乳は確実に賞味期限内につかえないことだよね。
せっかくレタス包みは美味しかったのに、急激に降下していくテンションよ・・・、
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このままだとやる気までダメになりそうだったので、応急処置として、とりあえず何も捨てないことにして、(すべてはなかったことにしてみる)
レタス包みを食べた後、もう1品、ケトジェニックなレシピを作ってみる。
【油揚げピザ】
油揚げ1枚を開いて、サルサソース、とろけるチーズをのせて、トースターで6分。油揚げははしっこがカリカリになって、意外なおいしさ。でも油感はあるよ。
このサルサソールは、カルディで買ったもの。ラベルを見ると、砂糖などの糖類が一切はいっておらず、糖質高そうなのは玉ねぎぐらいかな?と思った。これならば、糖質はほぼないだろうと、このときは感覚だけで思って作る。
この油あげピザは、たくさんのレシピ本に載っていた。きっと簡単だし人気のメニューなのだろう。私も買い足さずに冷蔵庫の中にあるもので作れてよかった。
で、油揚げをトースターで焼くと、なんとカリカリで美味しくなるのであった!!!すごい!美味!!!!!人気あるのわかる!!!意外な触感!!!しかもこれ安いし、早くできるし!!!!!応用もきくからレシピ広がる!!!!!!!!!油揚げ天才!!!!!!!
チーズがたっぷりし油揚げだけにこう脂っこいのが揃うと、なんだか太りそうな気がするんだが、糖質が入っていないので、こういう食事を続けるとやせるんだそうだ。自分の思い込みの中ではこれは「太る」「胸やけ」カテゴリに入ってるので、ちょっと混乱する。
体は「油分は控えよう」と思ってキュッと緊張するんだけれど、「いえ、今のところ油OKらしんで、そのまま食べてください」と一回ずつ訂正入れてリラックスをうながす感じ。
糖質と脂質、カロリー。遠い昔、家庭科の時間に聞いたような気もするけれど、今になってみると、わかってないのがよくわかる。意外な食べ物の糖質が低かったり、見た目と脂質がうまくかみあわなかったり。まだ慣れてなくて、「あれ、脂質ってなんだっけ?」となる。慣れるまで時間かかりそうだ。でも慣れたらきっと早い。なんでもそうだけどね。
☆
糖質制限のメニューをつらつらと見ながら、そして関連本を読んでいると、心の中で、「死ぬまで好きな物食べたいし、食について考えるのは嫌だ。制限するのも嫌だ。細かいことを言うのはめんどくさい。食べ物なんて食べたいものを食べたいときに、なんでもバランスよく食べればそれでいいんじゃないか」っていう声がしてくる。
だけどなあ、体がすでに糖を受けつけなくなってきているのは実感としてある。代謝も落ちてきた40代、私の体については、私が取り組むほかに取り組んでくれる人はいない。
私は小さい頃体が弱かったために、いろんなイベントの前に興奮して熱を出してしまいイベントに行けなかったり、学校でも保健室に通ったりしていた。だから、とにかく人並みに動きたい、健康になりたいという欲求が強かった。それは、そんなことが遠い昔になってしまった今でも残っていて、だから健康情報、今より体がよくなりそうという情報には反応してしまう。この反応は、まるで自分の性格の一部みたいに、いまでも絶えることなく続いている。これはもはや、サガの領域といえる。
どんなに痛い目にあっても、体の情報あり!となると、すべてを忘れてその情報源へ寄っていく。体の情報と聞くとむくむくと好奇心と情熱が湧いてくるのが不思議だ。それでいて失敗に対する学習能力はあんまりない。後悔もあまりしない。
その一環として、10年以上前、一時ベジになったときも結果的に3年やって倒れたけど、お肉は食べた方がいいとある日突然腑に落ちるまでやれたことはよかったじゃないかと思っている。自分で言うのもなんだけどここだけはポジティブだ。結局誰かに言われるというよりも自分の体で腑に落としていきたいという気持ちはいつもある。
だから今回も心の声に交換条件を提示してみる。
「1週間です。1週間だけ、ケトン食実験をしてみることをお許し願えませんでしょうか?」
何かをはじめるとき、私の中では何度も反対する声が浮かぶことが多い。いわゆる葛藤だ。すっと、淡々とできる人はうらやましい。しかし最近は葛藤に飽きてきて、出来る限り最初にやりたいと思ったことはやる方向で思い直すことにしている。ケトン食に興味を持ってしまったのだから、それはタイミングというものだ。やるなら今なんである。
さて、健康について考えてきたつもりだったけれど、栄養については全然知らなかったってことがわかってきた。好きなように食べてきて、結果、体は糖一択だったことがわかる。美味しいものは糖なものが多いなぁ。世の中ほとんどが糖に見えてくることだよ。
この日、お腹を壊して、急に始めたケトンチェンジで血糖値も急に下がって、意識は朦朧としてとにかく眠かった。この日の夜、何を食べたのか記憶にない。夜9時ぐらいに寝てしまった。
【初日】完全無欠コーヒーをはじめた日のこと MCTオイルで大いにデトックスな幕開け
午前9時。Amazonから完全無欠コーヒーセットが到着。
いそいそと箱を開け、さっそく作りはじめる。
初めての食品をとるとき、私は至極慎重だ。
特に、脂質の代謝が弱いのか油にはあたりやすいから、「完全無欠コーヒー」「バターコーヒー」で検索した中で、最も少ない分量でおそるおそるスタートしてみる。
【初日バターコーヒーレシピ】
MCTオイル 5g 約大さじ1/2弱
ギー 5g(大さじ1/2)
ドリップコーヒー 普通に1杯
コーヒーをカップに半分入れて、ギーとMCTオイル入れる。で、クリーマーで攪拌。
クリーマーの使い方は「コツをつかむまで少しかかるけどがんばって」とコメントが多かったから、何でだろうと思いつつ、おそるおそるスイッチオン。おそるおそるスイッチいれたのに、手がかたむいていて、コーヒーがカップから飛び散る。なるほど。こうなるってことか。めげずに、攪拌を続け、コーヒーを継ぎ足して、また攪拌。で、飛び散る(笑)。キッチンも洋服にも、黒いしぶきが飛び散っている。
何度かスイッチを入れながら、攪拌すること約2分。表面の泡に油のかたまりが無くなったあたりで、スイッチを止めて一口飲んでみる。
あら!意外と美味しい。まったりとしたコーヒー。でもあぶらっぽくはない。コクのあるコーヒー。カフェオレよりクセはないと思った。(牛乳苦手だから)
ギーが匂うかなと懸念していたけれど、まったく大丈夫だった。バタースコッチの飴を食べるとき、ほのかにするバターの匂いに似ている。あと、赤ちゃん特有の匂いにもちょっとにている。そんな感じ。
これなら続けて飲めそう。よかったな。無駄にはなるまい。
ところで、バターコーヒーの長所として、「お腹持ちが良い」「午後まで空腹感がない」というものがあって、実はこれを楽しみにしていたんだけど、いやいや、どうして。
早くも12時頃に空腹感。
ああー、そうかー。
早々すべてがうまくいくわけでもない。
うん、それは知っていたよ。(遠い目)
元々大食漢で、高校のクラスでは一番大きなお弁当ですごしていたし、その無駄な大食いをどうにかならんもんかと昔通っていた整体の先生に頼んで耳つぼ刺激なんかしてもらったけれどもどうにもならず、結局「大食い選手権出る方向でいきましょう」と促された過去を持つ者として、たかだかバターコーヒー1杯を飲んだところで、過去に培ってきた大食いボディが改善されるわけがないんである。
他人の体と私の体は別物だ。100人いれば100通りの体。小さい頃から体が弱かった者としての実感として、体はコントロールできる類のものではない。どちらかというと何かを察知して知らせてくれるのが体の役割だから、私の意識にコントロールされてしまってはいけないのが体だ。だから私が体にできることは、体へのお願いぐらいである。私は、私の体にご相談しながら、自分の快な状態へとコツコツやっていくしかない。それはもう過去に試してきた健康食品たちが、私の過去の記憶達が、そう教えてくれているんである。
糖質制限とかケトジェニックとか、情報を聞きかじりはじめたものの、今日のところはバターコーヒーだけにして、お昼ごはん以降は普通の食事にする。
お昼は家にあったキーマカレー(レトルト)。(さっそく糖質たっぷりだけど)(食べるならいまのうち)。やっぱりカレーはおいしいなあ。
で、そのまま外出。そしてさっそく夕方5時まで何も口にせずに過ごした。
大体いつも何か食べるか飲むかしているのだけれど、初めてのことをスタートした高揚感と、得ていた情報があいまったのかどうなのか、3時の時点で、それほど空腹感を感じないというのがうれしくて、外にいるときの「小腹空いたときのために何か買っちゃう」という誘惑もかるくかわして、それがうれしくてニコニコしながらいた帰りの道、急激に、本当に唐突に、めまいのような空腹感が来た。あ~れ~。ふらふらする~。
いつもの、まるで我慢が効かなくなる、あの腰が砕けるような空腹感。
あまりの空腹に、帰りはスーパーでおいなりさん3つを買って、家に着くなり一気にかけこみ食べる。それでも満たされない。続けてきゅうりとカニカマのマヨネーズあえ、グレープフルーツジュース、ポテチ10枚を食べる。これが糖質に寄った食事だというのは薄々わかるが家にあった食材だからしょうがない。それでも、何かの反動のように止まない空腹感にショックを受けながら、またケトジェニック情報を読んでいく。
糖質を抑えて、脂質・たんぱく質メインの食事に切り替えて、ケトジェニックな体になると、
- 空腹感があまりない
- いらいらしない
- 肌、髪、白髪、爪などの状態がよくなる
- 食べた後に眠くならない
- 持久力があがる
- 集中力があがる
- 頭がすっきりする
- 体が軽くなる
- 若返る
- 花粉症やアレルギー、不定愁訴が軽くなる
に変わるらしい。といろいろな本に書かれてある。とてつもなく魅力的な話だ。とくに空腹感がないことに憧れる。小さい頃からずっとあった、無力の底に叩き落されるような空腹感がなくなるなら、なにかどんなことも我慢できそうな気がする。
私が今朝からやったのは・・・バターコーヒーを飲んだこと。そして、いつもより多少食事の量(カロリー)を減らしたことだ。糖質制限にはなっていない。
ケトン体エネルギーが使える体にするには、バターコーヒーだけではなく、1日の食事の糖質量をコントロールする食事法への切り替えが必要なようだった。
それは、今日とは全然違う取り組みになる。ちょっと大変そうだけれど、実験だと思って1週間、本格的に手を出してみようかな。実験だもの、失敗したら、やめればいいのだ。
それからどの本にも強調されていたので気がついたことは、ダイエットとケトジェニック食は、別物だということ。
私はケトジェニックボディになるには、食べないことが必要だと刷り込みを持っていた。それはケトン体に切り替わるときに断食(絶体絶命のピンチ的な)がきっかけになるという情報をどこかで目にしていて、食べないことが重要なのかと思っていたからだ。
それにダイエット目的の人が多いからタイトルのどこかに「ダイエット」の文字が入っている物が多く、自然とダイエット=食べないという刷り込みもあった。だから、ただご飯を食べなきゃいいんだと、どこかで思っていたふしもあった。
でも、それはちがっていた。糖質制限やケトジェニック食はカロリーを控えることじゃない。絶食することでもない(本ではその方法はすすめていない)。むしろ、食べなくなった糖質のかわりに、脂質やタンパク質、つまり、お肉、卵、魚などを積極的に食べていく、そういう食事だそうだ。カロリーは減らさないらしい。減らさないというか気にしないでいいというか。
私みたいにカロリーを減らしてしまい、フラフラになる人が、ほかにもいるからわざわざ強調して書かれているのであろう。
そうして強調して書いてくれたおかげで、大多数の人と同じ罠に最初からすっぽりとはまった私は、初日にしてその罠からは一歩抜け出した。
初日からお腹は下すし、夜に思わぬ空腹だし、幕開けとしては波乱であったが、だからこそちゃんと本読んでその通りにやってみるかというやる気が出た。
こうして完全無欠コーヒーデビューは洗礼を受けながら終え、本格的なケトジェニックに突入するために明日へ続く。
ケトジェニック&完全無欠コーヒーに手を出す1日前の話
朝起きてなお、完全無欠バターコーヒーセットを購入するかどうか、まだ迷っていた。
私は情報を集めることにした。
調べるために、第1は本。本は読むというより聞く。iphoneに読んでもらう。毎日16時間ぐらいパソコンを見ている仕事をしているせいか、眼精疲労ですべての光が常時まぶしく感じるのがこのごろ、本が読めなくなってきたところにkindleは読み上げはありがたい。なんて便利な世の中になったんだろう。
料理を作りながら、歩きながら、運転しながら、本を音楽のように聞き流せる。大体、本を読む時だってナナメに流し読みしているところも多々あるのだから、何となく聞いていても、読むのと大差はないと個人的には思う。もっとも目で見た方が意味はがぜん入って来るけれども。
もっとも、知り合いたちに勧めても、「iphoneでテキスト聴くの、いいよね~」と同意してくれた人は10人中2人ぐらいなので、仲間は少ないかもしれない。
ただし読み上げ機能はまだ読み間違えが多い。音読みと訓読みがまじりあっている。iphoneの精度は上がってきたとはいえ、まだまだ「三角形」を「みすみかたち」なんて読み上げられたときには、ちょっと考え込んでしまう。しかしそこで考え込むと、音声を聞き逃してしまう。だから、細かいことにこだわらずに、とりあえず聞いてみる、とか大意をつかむ、という方に重きを置いている。目の前の小さいことにとらわれがちに、ついなるので、実は私にとってはいい訓練にもなってる気がする。
Amazonには、kindleunlimitedというというサービスがあって、月980円で登録本が読み放題なんだけれども、「ケトジェニック」「糖質制限」など、調べたいことがあるときには、とにかくとても使える。今回調べたかった「ケトジェニック」「糖質制限」そして、食事かかわること、栄養学、レシピ、なんかは、8割方kindleunlimitedで有益な情報を得たし、後から本屋に行って分かったことは、大型書店に行ってもケトジェニック本は売り切れなんかが多くて、売られているコーナーも分散されているから、結局kindleunlimitedで見る方が早くて有用ってことだ。(本屋大好きだからkindleunlimitedのほうがいいなんて、ちょっとショックだったけどね)
それに、今や、出版社を介さず、お医者さんや治療師、栄養士、筋トレ師、なんかが、自分でしらべたことを自分でkindle 出版していて、そういう人たちの情報がkindleunlimitedで読み放題なんですね。これは、ブログをサーフィンしながら読むよりずっとよかった。
さらに、2019年に入って、kindleunlimitedで読める本がぐっと増えてきたように思う。そして、これからも増えるだろうなあと思っている。だって、kindleunlimitedでDLする人が増えると「ベストセラー」が表示されるから、そのせいでお金を出して購入する層も増えるっていう宣伝効果が生まれ始めてるからだ。出版社が目を付け始めたんだと思うんだよね。
というわけでkindleunlimitedでケトジェニック情報収集を開始。
「完全無欠コーヒー」という情報を目にする前に、ちょうど
これを読んでいた。(kindleunlimitedは貸本屋システム。上限10冊まで借りて、読み終わったらデータ交換するイメージ)
この本は、16世紀というもう500年も前に、45歳で成人病みたいになったぐらい食べ過ぎてた人が「あんたこのままじゃ死ぬよ」と言われ、最終手段として食べない方法を試したら、なんかすごい健康になってしかも100歳越えるまで長生きしちゃったよ、という本。
私たちは飢えを知らない世代、現代は飽食の時代とよく言われてるけど、なんだよ500年も前から同じようなことを、しかも国境を越えて言われてたんじゃないか~。と思った。500年だよ!
私達は食べ過ぎている、というのはここ最近よく目にする。1日1食の人はすごく多い。お医者、芸能人や作家にも。食事が少ない人は健康そうだし楽そうだ、というイメージがある。不食の人もいる。食べなくていいって、私にとっては、とにかくうらやましいことだ。だって楽そうじゃないですか。1回で済むなんて。だから何度も小食にチャレンジして、私にとってつらかったのは何より「空腹感」だ。もう1歩も歩けない、と思ってしまうあの空腹感さえ克服できれば私も食べなくてくてもいいのになとは、どこかで思っている。
で、kindleunlimited。
まずバターコーヒーで検索して以下の本があった。
この本で、バターコーヒーをどうやって作るのかを学んだ。
この本はケトジェニックやって1年ぐらいの方が書かれたということで、ちょうどこれから始めようとしている人にとって必要な情報がまとまっていてよかった。
で、この本の中で紹介されいたドクターの名前を検索したら、たくさん出てきました、kindleunlimitedで。情報がぐっと増えた。こういう情報連鎖がはじまると楽しい。
ケトン体が人類を救う?糖質制限でなぜ健康になるのか? (光文社新書)
- 作者: 宗田哲男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: Kindle版
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この宗田哲男さんという方の本、レビューがすごい数で、評価も高かったので、初めに読んでみた。読んでよかった。
この方は産婦人科医で、ケトン体のキーマン的な方とみた。
ご自分が糖尿病になり、食事から糖を減らしたら糖尿病が改善したと。で、自身の産婦人科医院で、妊娠糖尿病にかかった人たちとともに、糖質制限の食事療法をやってきた記録がまとめられている。
この本の特徴は、とにかく、これでもか!ってぐらい、糖質制限VS旧来の治療を比較しているところかな。日本の糖尿病治療では、糖を摂らないでケトン体を上げる、というのが、医療の常識的に、ものすごく抵抗があったらしかった。
医療業界って大変そう。リアル白い巨塔。その中でケトン体一押しを通した宗田先生。精神太い。おかげで、この本を最後まで読むと、ケトン体を増やして、糖を抑えることが、人間の体にとって素晴らしいことだ!ケトン体バンザイ!ケトン信仰!という気持ちになる。(だから、ほかにも読んだ方がよいと思うが、導入にはよいかと)
個人的に、これは妊婦さんたちの記録でもあるので、女性がホルモンバランスが大きく変わるときに体調が崩れる要因のひとつに「糖質」がかかわっているらしいと推測できたことは、私にとっては大きな利点だった。なにしろ、「ホルモンと食べ過ぎと糖質」というのが私の知りたいトピックであったからだ。
(ちなみに糖質制限本は、男性著者が多くて男性視点なので、女性の糖質制限とケトン体の事例が少なかったように思う)
この本の中で、「食べてからすぐ眠くなること」「冷え性」「気分が暗くなる」「うつ」「アルツハイマー」「PMS」なんかが糖のとりすぎの症状だってわかったこと、そしてそれは糖質制限すると改善されるってのを読んだこと。これ、大発見だった。
30代後半から、食べた後に暴力的な睡魔に襲われてしまい、気がつくと寝てたという状態にものすごく悩んでいた。当時は会社で寝ちゃう社員が多かったので別に怒られたりはしなかったが、自分が仕事中に寝るぐらい集中力がもたなくなってしまったことがショックだったんである。仕事中に寝るなんて考えられなかったのに自分がそうなっているとは。。。気持ちとは裏腹に体が勝手に寝てしまうんです。これが、どうにもならない。特に生理前の寝落ちがひどかったので、これは加齢とホルモンのせいだ、と思っていたら、なんとこれ、糖尿病の症状だったとは!(ほか、物忘れの激しさとか、頭のキレの悪さとか、不安傾向とか)
2日前に具合悪さがピークだったときに、「なぜ今回、こんなに具合が悪いんだろう?」と思っていたのだけれど、この本をよんで、ふと、先月1ヵ月の食事内容を思い出してみた。
そういえば、忙しすぎて料理してる暇が無く、ごはんに冷凍コロッケとか…ごはんに冷凍シューマイとか…インド式のカレーをルーから作って連日カレーとか…食生活はこんな感じだった。
で、こういう関連本
- 作者: 宗田哲男,藤澤重樹,新井圭輔,今西康次,溝口徹,水野雅登,門脇晋,小幡宏一,長尾周格,三島学
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2017/04/14
- メディア: Kindle版
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を見て、食品に含まれる「糖質」を知って、がくぜんとした。
この世は糖でできていたのか。
白飯が、お茶碗1杯で角砂糖17個分ぐらいの糖質があるとな? ごはんさえあれば生きていけると思っているほど大のごはんすきなのに、ごはんの糖質はものすごく高い。日本のソウルフードと思ってそれだけはと食べてきた米が糖質高いと?
さらに、イモ類は糖質高い野菜で、ジャガイモが大好きなのでほぼ毎日食べてたポテチやフライドポテトやポテトサラダは、完全アウトな糖促進。
週に1度はたべてたカレーなんて、キングオブ糖質。
私の1日の糖質は250~300g近かったと思う。
一方、軽い糖質制限の食事における糖質は1日60~120g。
厳しめのケトジェニックで1日60g以下。
うわー私、糖しか食べてないw 白砂糖はからだに悪そうだから控えようとかそれ以前の問題だったwwww (むしろ白砂糖ごめん)どれだけ砂糖控えても糖質むっちゃ取ってたやんwww そしてほかの栄養素取れてないwww 甘々♡を通り越した完全糖余りボディwwww(w多いけど、自分の食事が糖すぎて、笑うしかなかったんですよ。)
そら、糖尿病っぽくなるわー!
この具体的な「糖質の量」を知ることで、私ははじめて、食事のことを認識したように思った。この事実は、インパクトがあった。
ベジタリアン3年やって倒れてみるとか、いろんな健康食品に手を出してアレルギーになって撃沈してみるとか、ウコン粉末を摂ったら鼻血がとまらなくなって地下鉄で血まみれになって道行く人にぎょっとされたとか、
体が弱かったために、体調が悪くなるたび、いろんな健康法や食品を試して来たけれど、「糖」くくりで見たら、全部的外れだったってことになる。えー!
糖質について書かれているメニューや写真をみながら、「私はこれまで糖質を栄養だと思って食べてきたってことなんだよなあ」思った。
それに両親の家系ともおじいちゃんが糖尿病の私は、糖大好き体質がDNAレベルで沁み込んでいると言える。だから糖摂り過ぎって、説得力があるというか、腑に落ちてしまう感があった。
ところで、
人間のからだは、デュアルエンジンでうごいてて。
それは糖エンジンと、ケトン体エンジン
なんだけれども、私たちのほとんどが糖エンジン使い過ぎてる、だからケトン体エンジンつかっていきましょ、というのがケトジェニックということらしい。
で、そのためには、糖を断つわけじゃなくて、糖のかわりに、脂質、タンパク質を食べるんである。糖を断つというより、脂質などと置き換える。それが、ケトジェニックの食事法だそうな。じゃないと、ケトン体を生成したり、とにかく体をうまく維持できないからということらしい。
しかも、そのケトン体を出すために取る脂質で、適しているのがココナッツオイルからできてるMTCオイルらしい。
このあたりまで情報を得て、私は完全無欠コーヒー、通称バターコーヒーを飲むことを決意して、ぽちっと購入ボタンを押した。
そうして、またケトジェニックの情報収集にはげむのであった。
ケトジェニック&完全無欠コーヒーに手を出す2日前の話 選ぶって大変
〝完全無欠〟コーヒー。ずいぶん大きく出た名前である。
ただ、別名はバターコーヒーというらしい。このほうがバタコさんを連想するからか飲みやすそうというか安心感がある。
バターコーヒーは、
ドリップコーヒー
MCTオイル
グラスフェッドバター(エサじゃなくて草食べて育った牛からできたバター)
この3つを、カフェラテ作るときのクリーマーでまぜて、朝ごはん替わりに飲む。すると、腹持ちがよいらしい。頭もスッキリして、やせて、体もちょうしよくなって、ケトン体も出ちゃって、いいことづくめらしい。(ざっくりしすぎかな)
初出はこの本だそうだ。
個人的には、本屋に並んでいたらまず手に取らない類の本である。食事は美味しく食べたい。食は最高の娯楽。私から食を取ったら楽しみが何も残らない。好きなもの位好きに食べさせてくれ。誰も何も押し付けてはいないのだが、表紙に並ぶ文言をみると、私の思考はとっさにこうなる。
でも、朝ごはんをバタコに置き換えるだけで調子よくなるなら、それはぜひ飲んでみたい。人は、一度脳内で妄想したものについては、どうしても手に入れたくなるのだという。私はバターコーヒーを調べるうちに、見事にバターコーヒーを飲む自分をイメージしてしまった。ありありとしてしまった。それはもう作る運命だったということだ。
私は一通りネットでバタコを検索し、下調べをしたうえで、Amazonの検索に望んだ。が、Amazonで、完全無欠コーヒー、と入力しただけで、関連商品はずらりと並んだ。何か、調べるまでもなかったか、というほど、Amazonはかしこい。
(後にわかったが、バタコが流行ったのはもう4年ぐらい前の話だったからちょっと流行に乗り遅れてやってきただけの話だった)
いやそれにしても…
シリコンバレーうんぬん、と本のタイトルで見かけたときからうっすら思ってはいたが、初期投資がかかる。朝ごはんと関連付けてしまうと余計に高価な感じがする。セレブ感さえある。
「・・・これ、朝ごはんと置き換えで、元は取れるのか? 」
と、自問自答がはじまっていく。
不安はまだある。
「そもそも、バターコーヒーが、まずかったらどうする?」
「バタコに飽きて、朝続かなかったらどうする?」
私は油に弱く、マクドの油でお腹壊すし、昔オメガ3が流行った時に亜麻仁油を真っ先に買い、しかし早々にアレルギーが出て撃沈、価格的に高かったのに全部捨てざるを得なくなったことがあるため、このMCTオイルや、草食バターだって、ゴミ箱行きになる可能性は大いにある。
生きてきて経験が多い年頃になると、何事も経験が邪魔して素直に行動できなくなる、何も考えずにパパッと手を出すことができなくなる。よくいえば思慮深くなるということかもしれないけれど。
でもこれ、自分に自分で邪魔をして行く感ある。自分で言うのもなんだけど、正直かなり面倒くさい。自分から入るツッコミって。
こうなるとツッコム自分が納得するまで(腑に落ちるまで)考え続けなければいけない。
具合の悪さを引きづる中、脳内は自問自答の対話で忙しい中、それでもAmazonの検索する手は続く。
私は乳製品が苦手で、バターは普段食べない。外食でバターが出ても手を付けないし、人にあげてしまう。バターの匂いはちょっと臭いとすら思っている。草だけを食べて育った牛から作ったバターなどとっても良さげなバターは、何かバターとしての性能も濃く高く、より濃いバターな可能性があるのではなかろうか?と、私の危惧はまたしても暴走していく。
Amazonで調べてみると、グラスフェッドバターは、商品数が少なかった。(Amazonっていまや何でもうってるんだね、すごいな)
そして、1個の量が多かった。1kgとか書いてある。1kg!それは脅威の重量だ。おためし100gとかではないのですね。
で、グラスフェッドバターと一緒に、画面にずらっと並んだのは「GHEE(ぎー)」の写真だった。
「ギー」が、バターみたいな油分だというのは、昔オマーン料理教室に行ったときに聞いて知っていた。「コクがあって美味しくて、油とは違います、あるならぜひ、ギーを使ってくださいね、でも日本ではあまり売ってませんね」と言われたのはもう数年前。インド料理でもギー使っていて美味しいなあと思ったのを覚えていたけど、なぜここで、ギーが出てくる?
そこで、ギーの商品説明を読んでみることに。
アーユルヴェーダ5,000年の歴史を誇るオイル
本場スリランカより日本初上陸
インド,スリランカの伝統医療アーユルヴェーダで治療,食用,外用として使用されるオイル.
グラスフェッド牛の牛乳を乳脂分離器にかけてクリームをつくり、そこからたんぱく質や水分を取り除いています。これは、アーユルヴェーダの伝統的な製法です
医療の世界では治療用として、 普段使いでは野菜炒めやカレーなど、 毎日の調理に重宝します.
1.グラスフェッド 大自然の残るスリランカで、放牧&牧草のみで 飼育された乳牛から採取した牛乳のみを使用しています。
(中略)
外用:皮膚への塗布(保湿、抗炎症効果)
※アーユルヴェーダでは、ギーは「冷」性の性質を持ち炎症を抑えるとされる。
なるほど、グラスフェッド乳から作っているから、グラスフェッドバターと並んで出てきていたのであったね。しかも炎症を抑える☆素晴らしい。
しかし、バターとギーの違いはなんだろう?
ギーとは
↓この商品説明より
つまり、ギーとは、バターを発酵させてるものなのか!それはよさげじゃ!!しかも、バターから色々取り除かれているということはバター臭さがないかも!!!!よって、ギーのほうがいいかも!!!!!!
ギーについて調べてここまでたどり着くのに1時間以上かかったのでギーに傾く心はこのときテンションマックス。
その勢いで商品レビューを見る。すると、なんと「臭い」「嫌い」「合わない」などのコメントがちらほらあるのである。匂いか・・・それは結構な問題だ、臭ければ食えないぞ、大丈夫かしらん…
あがったテンションがしゅるる、と一気にしぼむ。
それでも見ていくと、商品レビューの中にはなぜか完全無欠コーヒーについて熱く語っている人たちがちらほらいて、それが大変参考になった。ギーの商品レビュー欄笑 完全無欠コーヒーってずいぶん流行ったってことなんだろうなあ。私が知らなかっただけで。
ギーの「臭いっす」というコメントでしぼんだ心は、次にMCTオイルに向かう。MCTオイルは、脳の働きを高めてくれるそうである。こちらは無味無臭らしい。扱いはあまに油と同じで、火につかわないこと。私の中では、あまに油の再来(二の舞ともいう)感がひしひしと浮上してくる。
どうやらココナッツ由来なのがよいらしい。と色々見ていて思う。だがテンションがあがらないせいで、あまり調べの手が進まない。だから、ちょっと安めで海外で安全でココナッツ100%由来ならいいのかな? と、とりあえずひと段落して、次。
クリーマー。小さい泡だて器。カフェラテの泡を作る機械だ。これでまぜないと、バタコはおいしくないらしい。むしろ、まぜるほど、美味しいらしい。
昔、世界一のカクテル・マルガリータを作る人の本の中に、「美味しく作るコツは、どうやってどれだけまぜるかだ」みたいなことが書いてあった。抹茶のおいしさも、まぜの技術に左右されると母の練習台になったときに思ったことがあった。まぜは、重要なのである。過去の私の経験はそう語る。
多分、人手でシャカシャカしてもカフェラテの泡は作れないから、ここはクリーマーがあったほうが美味しくできるのだろうと思う。美味しくないと長続きしないし、これはぜひとも入手したい機器である。
この「クリーマー」という商品が世の中にあるとも知らなかったので、「完全無欠コーヒー」とAmazonで検索したらサービスで一緒に出てきてくれて助かったと思った。Amazonのサービス力。引き込まれてしまいますわ。
とAmazonに惚れかけて、クリーマーで検索してみて驚いた。世の中にはこんなにもたくさんのクリーマーが存在するのか。
値段も機能も色も形も、ピンキリでぐわっと出てくる。えー、一番手ごろで簡単にチャチャチャっとバタコが朝に作れればそれでいいのにー。
この頃には検索に疲れてきて、選ぶのにも疲れている。Amazonは商品は出してくれるものの、選んではくれない。ここでAmazonへの恋慕も一気に覚めるのである。
しょうがないので、かたっぱしからクリックしてみる。そしてレビューを読む。みんな、好き勝手に書いてくれて、ほほえましいことこの上ない。商品レビューは、ただほめているものより、こだわりのそこそこある人のレビューが参考になる。
レビューを大量に読むうちに、100均でもクリーマーを売っているらしいが、バタコには向かなそうなこと、扱いにはコツがいること、ハンドミキサーとか大きいものより、クリーマーぐらいの大きさのものが使いやすいこと、しかし攪拌する力が強すぎると、カップから飛び散ってしまい大変なので、馬力はそこそこのものがよいこと、などがわかってきた。
で、まとめていくと、人気があるのは、中でも1000円台のもの。
で、最終的に、ハリオというメーカーのものが、駆動に乾電池2本でコスパがよさそうだし、泡立ちもちょうどよさそうで、1600円台で値段もいいかなということで、これを選択。ピッチャーはついていなくて、機種の色はなんでもよかった。
と、ここまで選んで疲労困憊。もう夜中になっていた。夜中というのは魔の時間である。このままセットで勢い購入までいってしまう時間帯である。しかしだ。行ってしまって本当にいいのか自分。歯止め力が半端ない私の内なる声がそう問いかけてくる声は大きい。そこでポチる手を止め、商品をカゴにいれたまま、その夜は保留にして寝ることにした。
これがケトジェニック&完全無欠コーヒーに手を出す2日前の話。手を出す2日前なんだから、結局はお察しだけど。
ケトジェニック&完全無欠コーヒーに手を出す3日前の話 情報を手に入れる
生理日4日目になると体調がとても悪くなるのだが、今回は特にひどかった。猛烈な頭痛、体幹に広がるじんましん、内臓のピリピリする痛み、微熱。熱なんて数年ぶりだ。パソコンにかじりついて根を詰めた仕事が終わったとたんのことだった。
風邪というよりアレルギーみたいな症状だと思う。体の外も内臓も、同じようにかゆいというか、炎症を起こしているような感覚がある。
そこで、「生理、じんましん」と入力して調べるも、あまり有用な記事には出逢えなかった。
「アレルギー反応の誘導に深く関わっているのが、マスト細胞です。」という記事は見つけたけれど、専門用語しか並んでいない画面をみても、意味が咀嚼できなくてクラっとする有様。
モウロウとしている中での検索だったからしょうがないとしても、生理4日目だけに限ってじんましんが出るという人は世の中にいないのだろうか?いない?
体は眠くて眠くてしょうがなく、12時間寝ても眠い、仕事をしていても気がつけば意識が消滅してしまうので仕事をあきらめて、それでもこれ以上寝ることに罪悪感を覚えて、あえて深く寝ないように畳んだ布団の上でうつらうつらしながら考える。(無駄な抵抗
生理の4日目ってのは体内のホルモンが切り替わるとかなんじゃないだろうか。それでもって体内のなんらかのバランスが崩れるじゃないだろうか。でもそれを誰に聞けばよいのだろう?医者?医者がこれにこたえてくれるものだろうか?私は質問しにだけ病院に行ってみたいけれど、きっと病院にいけばアレルギーを抑える薬、じんましんを抑える薬、胃腸薬、なんかを出されて薬まつりになってしまう…ああ友達とか気軽に話ができる人の中にお医者さんがいたらどれだけ楽しいだろう…クリックアウト
以前は「じんましんの仕組みはわかっていない」という手の情報ばかりだったので、それで検索はあきらめていた。
じんましんは、炎症の部類にはいるのではあるまいかと思う。全身が赤く発疹するのだから。体の中に炎症を起こす物質が過剰にあるとすると、糖化とか、あのあたりがキーワードだったような気がする。
と、このあたりでまた眠ってしまい、夕方に起きて少し体調が落ち着いたところで、いつも閲覧しているブログの中に、「完全無欠コーヒー」「ケトジェニック」という文字を見つける。「体も軽いし、お腹もすかなくなった」とある。
知らない言葉を見つけると、キラーン☆とときめく。このときもときめきが来た。それですぐさま「完全無欠コーヒー」を調べた。調べてしまった。
それが、私がこの時の体と、糖質と、完全無欠コーヒーを超えてケトン体につっこんでいく、その3日前の話。